2024.08.16
こんにちは。アルマ経営研究所の清板(せいた)と申します。
アルマ経営研究所に所属し、早2年半が過ぎました。
さて、今回のコラムは、事業承継(親族内承継)のよくある課題について、お話したいと思います。
事業承継(親族内承継)は、以下、大きく3つの課題に分けられます。
あと、2に付随する問題として、代表者の方のご相続の問題もよくあります。
ここでは、3.後継者の経営ノウハウについてフォーカスしていきます。様々な事業支援のシーンにおいて、経営改善や設備投資等と併せて事業承継のご相談は多いです。
しかしながら、1.株式や 2.代表者が会社に供与している不動産等に関してはよく対策をご検討されていますが、3について議論されている方はごく少数です。
よくあるケースとしては、「現場はもう全部息子に任してるから大丈夫、もう今期で代表を交代する」といったようなことでしょうか。こういったケースでは、「ご子息は自社の決算書をご覧になられたことはありますか?」といった問い掛けを行います。
すると、約7~8割の方が「ない」とお答えされます。どれだけ現場仕事がこなせても、自社の財務状況が把握出来ていなければ致命傷になりかねません。また、経営者として、継いだ会社をどうしていきたいか、といったビジョンや戦略が無ければ、知らぬ間に淘汰されてしまう可能性もあります。
こういったことが無いように、早めに親子間で事業承継に関するコミュニケーションをとっていく必要があります。とはいえ、親子(特に男同士)は普段からあまり会話が無く、十分なコミュニケーションがとれないといった課題が多いです。
ただし、我々のような第三者が仲介役となり、親子の間に入ってお話をさせていただければコミュニケーションをとっていくきっかけになれることも多いです。
これをきっかけに、後継者の方が主役となって、ご自身の承継後の事業計画書の策定を行っていけるかと存じます。
アルマ経営研究所へお声掛けいただければ、このようなサポートが可能です。事業承継への第一歩をご一緒させていただければ光栄です。 どうぞよろしくお願い致します。
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