リレーコラム

2023.09.02

月度試算表早期作成によるPDCAを回して、経営改善を図りましょう

私は経営コンサルタントになって30年、いろいろな会社の経営改善をお手伝いしてきました。
その中で「月度試算表早期作成によるPDCAを回して、経営改善」を図った事例をご紹介しましょう。

仮にA社としますが、社員数20人の製造業でどこにでもある会社です。月度の試算表は月末締めて、翌々月末ごろに税理士事務所から提出されていました。

試算表が出ても平均して2.5月前のことですので、収益状況と悪所が結び付きません。このためPDCAのチェック(C)ができていませんでした。そのためPDCAを回すことによる改善ができていませんでした。
そこで、PDCAを回すことによる経営改善を目標にしました。

まず第一段階で試算表を翌月末に作成することにして、税理士事務所に早期支援をお願いしたところ、特別の仕組みの変更なしにできましたが、この時点ではPDCAをうまく回すことはできませんでした。

このため第二段階で8営業日に試算表完成を目指しました。この段階では自社内での業務改善、顧客への請求書早期化、仕入先、支払先への協力依頼を行い、8営業日(カレンダーで翌月10日)に完成させるのに3ケ月かかりました。このようにすると、試算表の各数値について前月の営業活動、製造活動を見直すことができました。早期化によりいろいろと課題が見つかり収益状況も改善ができました。

最終的には4営業日完成を達成し、PDCAを早く回して、改善効果も出ました。

あなたの会社でも試算表早期作成に挑戦しPDCAを確実に回す体制を確立しませんか。

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