リレーコラム

2022.12.13

5つの世代が共に暮らす時代

専務取締役の松本直也です。

弊社に所属して15年が経ち52歳となりました。
お付き合いさせていただく方の年代は若手経営者・創業者の方から、同世代、ベテラン経営者の方まで幅広く、自身の年代は中間的な存在なのかなと感じています。

現在は高齢化の進展の中で5つの世代が共に暮らす時代となりました。
フィリップ・コトラーの「コトラーのマーケティング5.0」では、5つの世代とは、ベビーブーム世代(1946~64年に誕生)、X世代(1965~80年)、Y世代(1981~96年)、Z世代(1997~2009年)、アルファ世代(2010年以降)であり、5世代の世代間ギャップが存在する市場環境にあることとなります。ちなみに私はX世代(1970年生まれ)となるようです。X世代の子供の頃は総じて「高度経済成長期」であり、X世代の中でも早く生まれた方はバブル経済も経験した時代でしょうか。

また、二十年以上の勤務経験を持ち、強い労働倫理を備えた労働市場におけるリーダー的役割を占める比較的影響力のある世代とも言われています。この5世代が共生する時代を前提としたマーケティングが必要となっています。

様々な問題は内在しているものの全般的には時代は進歩していると考えると、特に未来志向のマーケティングが重要となります。このことから、複数の世代間ギャップがあることを前提としながらも、Z世代、アルファ世代といった新世代に対応することが重要となります。
労働市場においては10年後にはアルファ世代が参入していくことになります。
消費市場においてはアルファ世代そのものの購買力は低いものの、その親世代の購買の意思決定には大きく関係しています。

今後のマーケティング(マーケティング5.0)にあたっては、デジタルはパーソナルな活用から、社会関係の構築や社会課題の解決へ貢献していくべきとしています。テクノロジーは人々の生活の質を高めるためにあることを考えると、未来はもっと豊かになると期待したいと思います。

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