2022.09.13
ITコーディネータの岡です。
最近、Web3.0とかNFTなどの単語をよく見かけるようになりました。Web3.0は、「新しいインターネット」として注目が集まっています。NFTは、Web3.0時代を象徴する技術の一つで、これまでにない全く新しい「デジタル経済圏」が生まれると期待され政府からも注目されています。
それでは、Web3.0は今までのインターネットと何が違うのでしょうか?簡単に説明しますと、Web1.0は、情報が見れるだけの世界。Web2.0は現在の仕組みで双方向に情報交換が可能です。このWeb2.0の問題としては、たくさんの個人情報が特定の企業に独占されるというデメリットがあります。
Web3.0は「分散型のインターネット」であることが大きな特徴だと言えます。
少し前に話題となった、「ビットコイン」などの暗号通貨を支える通信技術である「ブロックチェーン」が土台になっています。「ブロックチェーン」には”GAFAM”のような巨大テクノロジー企業が不要になりますので、高い透明性が確保されます。
もう一つの話題であるNFTとは「Non-Fungible Token」の略で「非代替性トークン」と呼ばれています。ブロックチェーン上に記録されるデータの識別子のようなもので、そのデータの所有者の正当性を保証することができます。それにより、簡単にコピーされていたデジタルデータが本物かどうかすぐに識別できるようになるわけです。
そのような理由により、岸田総理もNFTビジネスを「新しい資本主義」の成長戦略の柱のひとつとして、積極的に推進していく姿勢を示しています。
NFTの発展は、メタバースにもつながっていきます。仮想上のアバターが購入する服やバッグ・土地やマンションなどにも資産価値が生まれてきます。また、実際テレワークなどもそうですが、バーチャルが進むとモノを過剰につくる必要もなくなり大量消費が終わります。リアル世界で大都会に住む必要もなくなります。世界は大きな変革を迎えていると言えます。その為にマイクロソフトやFacebookなどが急激にメタバースに取り組んでいるわけです。
また、Web3.0がもたらすもう一つの効果として、新しい組織の形である、「自律分散型組織」”DAO”と言うものがあります。今までより透明性が高くより民主的な組織を作ることが可能になる為に組織のメンバーがより自律的に動くというような概念です。興味を持たれた人は是非、検索してみてください。
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