リレーコラム

2021.10.12

アジア進出の鍵を握るのはアジア人材の活用次第

海外ビジネスアドバイザーの岡本幸男です。
現在、私は大学と専門学校で貿易実務を教えています。

大学での講義は4年目になりますが、履修者は合計で450人に達しました。その4割が中国からの留学生です。もともと留学生からの要望があって、「貿易実務論」を開講しました。また専門学校では2クラスで受講者は60名ですが、すべての学生がアジアからの留学生です。出身国は、中国、ベトナム、インドネシア、カンボジア、ミャンマー、ネパール、バングラデシュ、スリランカです。アジアの優秀な若者が将来の起業などを視野に入れて来日し、日本企業で働いて経営ノウハウを学び取ろうとしています。

中小企業のアジア進出が進んできていますが、そのアジア進出の鍵を握るのはアジア人材の活用次第だと思います。アジアは若く有能な人材の宝庫です。アジアビジネス成功の秘訣は、優秀なアジア人材を採用し、共に働くことにあると言えます。

アジアの学生を日本で採用し、日本で数年間に渡る就労経験を積ませた上で母国に帰国させ、現地法人の立ち上げメンバーに抜擢するのです。

将来のアジア進出を見据え、先ず現地の人材を日本で受け入れて共に働き、両国の文化や生活習慣、仕事に対する考え方などの共有を行ない、加えて、日本のビジネス文化を徹底的に教え込みます。

アジア進出を果たした際には、日本側とアジア側の橋渡し役となるスタッフの存在が不可欠となります。その際に、日本で共に働いたアジア人スタッフを両国のやり取りを仕切る中心メンバーに抜擢することができます。アジア進出のリスクを軽減し、スムーズな現地法人の立ち上げを実現するためにも、アジア人材を日本で受け入れる方法は得策と言えるでしょう。

是非、アジア人材の採用をご検討ください。

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