2023.04.11
今月のリレーコラムは、中小企業診断士 根ヶ山浩次が担当いたします。
最近、私は新年度に向けて(このコラムを書いているのは3月下旬)心機一転ではないですが、「断捨離」「整理整頓」・・・単純に「片づけ」をしたいと考えていたところ、今回のコラムを書くことになりました。
というわけで、今回は、「(5S活動の)整理」について少し書いてみたいと思います。
どうぞお付き合いくださいませ。
「5S活動」は、このコラムの読者の方には一般的なワードの一つであろうと思います。あえて5S活動全体の基本的な説明は書きませんが、今回のテーマである「整理」について少しだけ。整理とは、簡単に言うと、要るもの・要らないものを分けて、要らないものは捨てるということですね。
では、具体的なやり方についてですが、ポイントは5つです。
①整理(片づける)するエリアを決めます。エリアは全体を行うよりも、まずはある程度絞った方が良いと思います。できればよく使うエリアがいいですね。同時に、必要・不要の判断ができないものをとりあえず保管しておく保管スペースも確保しておきます。
②選んだエリアに何があるのかひと通りチェックします。
③何が必要、何が不要か分けましょう。必要なものは収納し、不要なものは捨てます。
④判断に迷ったものについては、①で決めた保管スペースに置きます。その際、保管する期限、ルールを決めておきましょう。〇月△日迄と期限を明確にして貼り紙をしておきます(赤札作戦ですね)。期限までにまた必要になったら再び収納し、期限が来ても残っていたら捨てます。期限の設定は難しいところですが、職場の皆さんで話し合いをして決めるのも良いと思います。こういった話し合いの場を設け、職場の皆さんと話をするのも5S活動の醍醐味の一つですね。
⑤整理されたエリアの写真を撮っておきます。(その前に①で整理する前の状態の写真も撮っておきます。)写真でビフォア・アフターの様子を社内掲示します。成果が見えることでモチベーションのアップになるでしょうし、次のエリア転回への波及効果が期待できます。
今回は、5S活動の「整理」について絞って書きましたが、また機会あれば「整頓」についても書いてみたいと思います。ここまでお読み頂きありがとうございました。
皆様の一助となれたのであれば幸いです。
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