リレーコラム

2023.01.10

経営課題を解決する K P Iマネ ジメント

明けましておめでとうございます。新年初回は経営コンサルタント宮尾が担当いたします。

経営者の皆さんはそれぞれの企業の抱えている経営課題について日々解決策を模索して、解決に取り組まれていることと思います。

企業が抱える経営課題について、一般社団法人日本能率協会では、企業が抱える経営課題を明らかにし、これからの経営指針となるテーマや施策の方向性を探ることを目的に、継続的に調査を行なっているようです。

最新の調査「日本企業の経営課題2022第5弾」によると、現在の経営課題は、トップが「収益性の向上」、次に、「人材の確保」、「売上高・シェア拡大」となっているようです。

さて、経営課題を解決するために、経営課題を分析して経営計画を立案している企業もあれば、経営者が直感的に思いつくところを闇雲に課題解決に動いている企業も多いのではないでしょうか。そこで、経営課題解決のための目標達成に至るプロセスを客観的に、また、効率よく管理するための基本であるK P Iマネジメントについて簡単に解説します。

KPIとはKey Performance Indicatorの略で「最重要経営指標」と翻訳されます。KPIマネジメントでは「最終的な業績や成果を達成するための数値設定された先行指標」を目標として、結果を出すための指標を設定してマネジメントすることです。KPIマネジメントを実践するには、まずKPIの設定が重要となります。KPIを設定するためにKPIを分解する手法が選択されます。例えば、

 利益 → 売上-費用

 売上 → 新規顧客売上高+既存顧客売上高

 新規顧客売上高 → 新規顧客受注数×単価

 …

このように指標を分解していくことで指標細目のツリーが完成します。

 次に、分解した指標について、経営者が重大と考える課題に大きな影響力を持つ指標について選別を行います。また選定される指標はタイムリーに把握できる数値であることも重要です。例えば顧客管理システムや売上管理システムなどから抽出できる数値を選定することです。

 選定された指標は、対計画や日次、週次、月次トレンド、個人別… 等複数の切り口で定期的にチェックを行うことで、KPIをマネジメントすることが可能です。

 今回、経営課題を解決するためのKPIマネジメントの概要について紹介しました。実際に多忙な経営者個人の判断でKPI設定してマネジメントを行うことが困難な場合もあります。そのような場合、私たちのような専門家がお手伝いをさせていただくことができます。

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